会社でGBCっていうテストを受けることになったんだけど、どんな問題が出るの?
GBCの例題が見たい!
この記事では、GBC英語テストの概要、実際に出た問題、対策について解説します。
GBCとは?
GBCとは
GBC(Global Business Communication)は、ベルリッツが開催している、ビジネス英語力を測定するテストです。
外資系企業や大手メーカーが、社員のビジネス英語能力を評価する指標として近年多く取り入れています。
対面もしくはzoomでの20分間のインタビューを通じて、
- 英語力
- 論理的に説明できる力
- 良好な関係構築に欠かせない表現力
- アイコンタクトや表情、声の使い方
などを多角的に判定します。
外資系企業や大手メーカーが、社員のビジネス英語能力を評価する指標として近年多く取り入れているアセスメントです。
TOEICやTOEFLとGBCの違い
GBCでは、Yes/Noでは答えられない問題や時事問題が多く出題され、想定外の場面で対応する能力がチェックされます。
また、単純な英語力や流暢さのみならず、アイコンタクトや声のトーンといった非言語コミュニケーションも評価対象です。
さらに、インタビューはICレコーダーで録音されており、複数の評価者が採点するため、客観的で公平な評価がされています。
すなわち、GBCではビジネスコミュニケーションとしての総合的な英語力が求められており、その点がTOEICやTOEFL、IELTSとの大きな違いと言えるでしょう。
GBCスコアの平均点は?何点が合格ライン?
GBCでは、40個の評価項目がそれぞれ0点~5点の整数値で評価され、それらの平均(小数第2位を四捨五入)が総合的なスコアとなります。
つまり、理論上の最高点は5.0点ですが、ネイティブスピーカーでも4.0点を取るのは極めて難しいテストといわれています。
平均スコア、何点取ればよいかなどに関してはテストを主催するベルリッツからの正式な情報は公開されていませんが、日本にある外資系企業や日系の大企業では1.8~2.0点を海外赴任の基準とする会社が多い印象です。
GBCではどんな問題が出る?
私が過去にインタビューを受けた際、実際に聞かれた質問の一部をご紹介します。
最初に聞かれる質問
最初に、ごく基礎的な質問が矢継ぎ早に飛んできます。
筆者の主観ですが、これはおおよその英会話のレベルを確認して、インタビュー後半で質問する内容を判断することが目的と思われます。
– What is your name?
– Where are you from?
– What is your company?
– Please let me know your employee number.
– What department are you working at?
このあたりまでは即答できるように、あらかじめ回答を頭に入れておいたほうがよいでしょう。
あなたに関する深掘り質問
– Please describe your current job responsibilities.
– What do you usually do on the weekends?
仕事や社会に関するトピック
– How do you think about Diversity and Inclusion?
– What can we do to solve gender conflict?
– What is the most impressive news for you during this month?
GBCの問題の特徴:とことん深掘りされる
GTECでは、インタビュー中に何度も“Could you describe more about that?(それもっと詳しく教えて?)” と何度も追加質問を受けました。
たとえば”What do you usually do on the weekend?”に対して” I usually go to the movies.”と回答したら、“Could you describe more? What kind of movie do you like? Why?” といった感じでどんどん深掘りしてきます。
GBCの試験対策は?
※完全なる我流です
時事問題・社会問題対策には英語ニュースのリスニングで対応
前の章で述べたように、GBCでは仕事や社会に関するトピックが必ず出題されます。
この社会問題系の設問への対策として、私はAmazonのオーディオブックAudibleで配信されている『英語ニュースリスニング道場 120』シリーズに取り組みました。
『英語ニュースリスニング道場 120』シリーズは英語通信教育で有名なアルクが発行しているオーディオブックで、社会・経済・産業・政治・科学・スポーツ・文化など幅広い分野から選ばれたニュースが各20本収録されており、Month1~6の計6シリーズがあります。
『英語ニュースリスニング道場 120』では国内や海外のニュースを学習材料として英語が学べ、またナチュラルスピードで表現を多くおぼえることができました。
買い切りプランだと各巻1000円かかりますが、Audibleの会員プランに入会するとvol.1~6がすべて聴き放題となり、大変お得です。(あと、他のAudible作品もすべて聞き放題になります)
Audibleの月々の正規料金は1500円ですが、30日間の無料体験期間が設けられており、その間なら無課金で退会できますので、ぜひ気軽に利用してみてください。
TOEICスピーキング&ライティングのテキスト
GBC対策用の参考書は見当たりませんでしたので、英会話やロジカルな思考を必要とするTOEIC Speaking & Writingのテキストを使って私は対策しました。
これらの三冊を徹底的に研究し、スピーキングは頻出表現をソラで言えるようにし、ライティングの章では文章の組み立て方を身に付けたうえで口に出して喋るといった、応用的な使い方をしていました。
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まとめ
GBCという単語でこのページに辿り着いた方は、もうすぐGBC本番を迎える人が大半だと思います。
今から焦って英会話に手を付けるよりも、出題傾向を把握したうえで頻出表現をスラスラ言えるようになるのがスコアアップへの近道です。
あとはコミュニケーション力も評価の一部なので、堂々とにこやかに、時には身振り手振りをつかって話すこと!
もしかするとこれが最重要かもしれません。
皆さんのGBC受検がうまくいくことを祈っています。
この記事が、少しでも誰かのお役に立てば幸いです!