皆さんこんにちは。あやです。
私は現在、本業の傍ら、副業としてブログ運営と単発のライティング案件を行って副収入を得ています。
今回は、本業で勤めている会社に副業申請をした際の経験談を書いてみました。
こんな疑問を抱いている方にオススメの記事です。
・副業を始めてみたいけど、会社に届け出たほうがいいの?届けなくてもバレないよね?
・上司や人事に副業のことを説明したいが、どのように話せばいいかわからない…
・会社に提出する副業申請書の書き方を知りたい
・会社から許可を得た後で、税務署に提出する書類を知りたい
副業に興味はあるが、会社にどのように伝えるか迷っている方の参考になれば幸いです。
※本記事の内容は2022年10月時点のものであり、ブログをご覧になるタイミングでは状況が変わっている可能性がありますのでご了承ください。また、個人の経験談を含みます。
副業は会社にバレる?申請したほうがいいの?
会社に副業を申請しなくてもバレないんじゃないの?という意見もありますが、実際のところどうなのでしょうか。
副業は会社にバレるのか
副業は会社にバレるのか?
誰しもが思う疑問ですよね。私もずっと思っています。
結論から言うと、「よっぽど上手くやらないと、いずれバレます」。
住民税でバレる
年の収入(収益から経費を差し引いた金額)が20万円を下回る場合、確定申告は不要ですが、一方で住民税はきちんと申告をして副業分がプラスされた税金を支払う必要があります。
副業用に給与振り込み口座を分けたとしても、同じように住民税の金額の変化でバレる可能性があります。
すなわち、収入が上がれば住民税が上がり、自治体からの通知によって本業の会社には知られてしまうのです。
周りの噂でバレる
飲み会やSNSなどでうっかり副業について話してしまったり、さらに家族ぐるみでお付き合いしている同僚がいる場合は、社員同士ではなく奥さんや子供経由で噂が伝わってしまい、そこから上司や人事の耳に入ることがあります。
(ずっと疑問に思ってるのですが、不動産投資や株は資産形成のひとつとして副業にならないのに、ブログ運営で収入を得たら副業扱いなのは何でなんでしょうね?)
会社に副業を申請したほうがいいの?
こちらも結論から言うと、「隠れて副業するよりも、申請して堂々と副業することをオススメします」。
先に述べたように、副業をしていることは遅かれ早かれ会社に伝わると思っていたほうがよいでしょう。
隠しておいて後からバレてしまえば、本業の会社内での信用にも傷がついてしまって損ですよね。
もう一点、副業を会社に申請する大きなメリットに、開業届を出せることがあります。
開業届を出すことで、書類手続きは多少面倒ですが青色申告ができますので、副業が節税の一環になるというわけです。
ただし、節税になるとはいえ、なんでもかんでも経費として計上すると脱税の疑いがかけられてしまいますので、やりすぎにはご注意を。
詳しいことは税理士さんに相談することをオススメします!
副業を会社に伝える方法
ここからは、私の経験談を記載します。
※会社によって副業の可否や就業規則は異なりますので、あくまで一個人の経験談としてお読みください。
副業を始めたいとぼんやり考えていたころから、会社をどのように説得するかが最大の悩みでした。
周囲の同僚に副業をやっている人はいないし、会社にもこれといって規則はないようだし…
上司向けの説明資料を作成
まず、上司を説得するために資料を作りました。
資料といってもスライド2枚で、5分程度で説明可能な内容です。
その中には、以下のような情報を含めました。
- 副業を始めたいので、許可をいただきたい
- 副業をする目的(人脈形成、副収入の確保、技術の向上)
- 副業は、本業と競合関係にある内容ではない
- 本業で得た知識や機密情報を、副業で洩らさない
- 副業をやる時間帯(朝と夜の業務時間外に行い、本業には支障をきたさない)
- 副業の許可が得られた場合は、個人事業主として開業届を提出予定である
私の本業先は技術系の会社ということもあって、機密情報の漏洩にはとても厳しい会社でしたので、上司への説明時には特に3点目と4点目を細かく説明できるように準備しました。
いざ、上司に相談
上司に「ご相談したいことがあるので、10分程度お時間いただけないでしょうか」と打診したところ、その日のお昼過ぎに面談を組んでもらうことができました。
~以下、上司との会話(ほぼ再現)~

お忙しいところお時間作っていただきすみません。
あの、副業を始めたいと思っていて、ご許可をいただけないでしょうか。



おっ副業ね!
最近流行ってるよね!
どんなことやるの?



副業はこういった内容で、本業との競合関係はありません。
朝と夜の業務外の時間帯に取り組みますので、本業にはご迷惑はかけません。
また、現在の業務状況はこのような状況で、副業の影響で業務に支障が出てしまう可能性は低いと考えています。



ええよー!
そんだけしっかり考えてるなら安心!
人事にも連絡しといて!
引き続き本業のほうも頑張ってな!



えぇ…(えらいアッサリやな…)
ありがとうございます!
~以上~
はい。
一度の相談では許可がでないかと思っていたのですが、あまりにアッサリとOKがもらえたので拍子抜けしました…
上司からすぐに許可が下りたのは、話す内容についてあらかじめ準備をしっかりしておき、自分の中で副業と本業のボーダーラインをきちんと引いておいたおかげだったと思います。
会社に副業申請書を提出する
次に、人事に対して提出する副業申請書を作成しました。
このあたりは会社によってやり方が異なるかと思いますので、あくまで私の例として記載します。
副業申請書の書き方
会社に提出する副業申請書は、フォーマットがなかったため、A4用紙1枚に収められるボリュームとして以下のような内容で自作しました。
- 副業の内容(ライティング業務)
- 副業に従事する時間帯(平日の6時30分~7時30分および20時~21時)
- 雇用主(個人事業主のため該当なし)
- 副業に従事する場所(自宅住所)
- 誓約事項(本業の会社の機密情報を漏洩しないこと、本業に支障が出たらすぐに副業を取りやめること)
上記の内容で人事に提出したところ、「たしかに受け付けました」とこちらもアッサリした返信が。
私がこれまでさんざん悩んだ時間は一体何だったんだ…
税務署に開業届を提出する
サラリーマンが副業を開始するために税務署に提出が必要な書類としては、開業届と、青色申告承認申請書の二つがあります。
調べたところ、開業して1か月以内に提出しなければならないようです。



税務の知識ゼロだから、作り方がさっぱりわからん
弱小フリーランスでも、高いお金を払って税理士さんにお願いしなければならないのかと思っていたところ、最近はクラウド会計ソフトで必要書類を作れるという情報にたどり着きました。
私は、
freee開業というクラウド会計ソフトを使って開業届と青色申告承認申請書を作成しました。
使い方はとても簡単で、ユーザー登録(無料)をしていくつかの確認事項を入力すると、開業届と青色申告承認申請書が自動作成され、PDFとして出力されます。これは便利…!
PDFで出てきた開業届・青色申告承認申請書は、自宅にプリンターがなかったのでネットプリントを経由してコンビニで印刷し、押印やマイナンバーの入力をしたうえで近くの税務署に持って行きました。
これにて開業手続きは完了。
freee開業での開業届・青色申告承認申請書の作成は完全無料でしたので、開業届の作成・提出にかかった費用はコンビニでのプリント代のみでした。


まとめ
- 副業を始めるときは、本業の会社に届け出ることをオススメします(個人的意見)
- 本業の会社や上司を説得するときのポイント:副業で何を目指したいのか、副業をやる時間帯、本業に支障はでないか
- 副業申請書はサラッと書く
- フリーランスで副業を始めるときは、開業届と青色申告承認申請書の提出を忘れずに。専用ソフトを使うと無料で楽チン
副業をしたいけど、会社や上司にどのように副業を切り出すか迷っている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!